きっかけの言葉 「絵が好きなら勉強も同じくらいやっておいた方がいい」

人様の支えに感謝する母

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小学校の卒業直前から不登校になり、メンタルケアで中1の2学期から完全登校を果たした娘は34歳になりました。あれから、病気を除いては何事もなく登校し、悲願の東京藝大に入学してアルバイトなどを転々としながら大学生活を充実させておりました。卒業後は思うような就職先がなかったようですが、数年前にデザイン会社の正社員となって(責任のある仕事をさせていただいている)と張り切っております。 あの頃を思い出して「私、なんで不登校になったのかなぁ」などと生意気なことを言いながら、帰省しても「何もすることがない」などと言って今年もたった1日で東京へ帰っていきました。当時引きこもって絵ばかり描いていた娘に対して「絵を描くことが好きなら、勉強も同じくらいやっておいた方がいい」という、あの時の「きっかけの言葉」がもしも無かったらと思うと、子どもの成長にとってより多くの大人との出会いは本当に大切だとつくづく思っています。